「(仮称)豊川の家」として計画を進めていた豊川のお客様に、計画案の提案を行ないました。

タイトルは、「元氣の家/豊川」です。
自分達が心身ともに「元気になる家」にしたいと思いました。
また、子供たちが感性豊かに「元気に育つ家」にしたいと思います。
体の元気 吸放湿性のある自然素材を多用し、風通しがよく、明るい家で、よどんだ空気や湿気のない健康な家です。
体にストレスを与えない、高気密高断熱による快適性や冷暖房システムを検討します。
心の元気 吹抜を介して、1,2階がつながり、夫婦や子供たちの気配を感じながら暮らせることは、心豊かになります。
古来より、襖や障子で開け閉めできる開放的な空間に住み、互いの気配を感じる住まいで育った日本人は、相手への思いやりの心や、気を配ることに長けています。
身近な自然(海への眺望、開放的な空、緑豊かな森や庭の木々や畑、太陽や月、光や風、土のにおい、雨や雪)を感じながら暮らせます。
家に帰って、仕事の疲れをいやせ、居心地がよく、ほっとできることは、明日の元気の源となります。
防犯に配慮した家は、心やすらぐ安心感を与えます。
元 「元」とは、数学では集合に属しているものを、その集合の「元」といいます。
「集合」を家族全体と考えると、家族一人一人は「元」です。
「元」が互いの気配を感じながら、一緒にすごすことができます。
氣 「氣」は「気」のもととなった漢字です。
宇宙と人間の根底にあるとされるエネルギー、生命の活力という意味もあります。
この「氣」という漢字の由来は、
下の「米」は、人間を意味します。
人が光を八方に放っている姿。
(食べる米という考え方もあるようですが。)
そして、その上は、大宇宙や空、天から
光のエネルギーが降り注いでいる様を意味します。
「氣」とは、
大宇宙から降り注ぐ光のエネルギーの中で、
その恩恵を受けながら光を放つ人間、そのもの。
という事なのですね。
素晴らしい漢字ですね。