合板生産問題 |
以下に材木新聞の記事を抜粋して張っておきます。
直前レポート】世界の木材需給を変えるロシア材原木輸出税80%
合板用材として国産材の利用が注目されている。ロシア材原木輸出税が来年1月から80%になり、価格が大きくハネ上がるために事実上原木の禁輸状態になるからだ。針葉樹合板に使われている国産材はスギ、カラマツやヒノキだが、特にロシアカラマツに代わる国産カラマツは中部森林管理局管内の長野県と岐阜県に蓄積量約1200万立方メートルと集中しており、他では北海道にしかない。しかし合板業界としては合板用にロシア材250万立方メートル以上も輸入しており、その代替材を国産材だけでなく米材、NZ材などへ急に肩代わりできない。このロシア材原木輸出税80%は合板だけでなく製材や集成材製品の供給にとっても世界的に大きな影響を与えそうだ。
昔は南洋材のラワン合板が森林破壊・環境破壊につながるとされ、今はロシア等の針葉樹合板が主流になっていますから、大変なことになると思います。
反面、日本の杉の間伐材利用の促進にもつながり、いいこともあるとは思いますが、確実に合板のコストが上がるでしょう。
一昨日の岡崎製材のウルトラ市で見た、国産の芯材が杉で、両面にヒノキを張った合板↓
押入の壁に使ってはという提案商品です。
表面が粗すぎて、他室の仕上げには使えないので、使う場合はサンダー掛け(機械カンナ)が必要ですね。
こういうものが、当たり前に出回る時代がやってきそうです。