「囲む家/安城」 ワンちゃんスペース床の天然リノリウム張り |
階段下の、ワンちゃんスペースの床に、イタリア製の天然リノリウムが張られました。
水廻り床に天然リノリウムをよく採用します。
「自作自然の家/岡崎」施工時の過去ブログで詳しく説明しています。
ワンちゃんと暮らす家「星崎の宝箱の家/名古屋」では、LDKの床全面に天然リノリウムを採用しました。
天然リノリウムは、ワンちゃんと暮らす家には相性がいいです。
コルクや亜麻仁油、麻などの自然素材で作られており、有害揮発性化学物質の放散がなく、安心です。
不衛生になりがちな場所ですが、抗菌効果があります。
フローリングやコルクタイルのような目地(継ぎ目)がなく、食べこぼしや粗相があっても、ふきとりやすくて、お掃除しやすいです。
お手入れ簡単なワックス加工済ですが、ウレタン塗装フローリングのように、つるつる滑ることはなく、表面にごくわずかな凸凹があり、股関節を痛めやすいワンちゃんでも歩きやすいです。
カーペットのように抜け毛がからむことはありません。
静電気を帯びる塩ビ系シートと違い、自然素材なので、静電気を帯びず、抜け毛が吸い寄せられることがありません。
塩ビ系シートと違い、表層は厚く、傷がついても、中も同じ色なので、傷が目立ちにくく、浅い傷なら、紙やすりでこすれば、目立たなくなります。
夏は、タイルのようにひんやりしていて、体温調節の苦手なワンちゃんがよろこんで寝転びます。
冬は少し離れた位置のまきストーブによって、ワンちゃんスペースも含め、家じゅうあったかいです。
階段の蹴込板(段と段の間の垂直の板)は、奥のほうは、穴ぐらのように、ワンちゃんが落ち着くように、張ってありますが、手前は、風や光が通るように、張っていません。
ワンちゃんはある程度、囲まれたところが好きで、人の視線が気になるワンちゃんもいます。
既製品のケージやサークルを使わず、階段下周囲を、腰壁や腰高の不透視のアクリル板やアクリル扉で囲い、階段や斜めの筋交いが、ほどよい閉鎖感をつくり出します。
「囲む」はこの家のテーマであり、「囲む家/安城」の、もうひとつのタイトルの意味です。
TVから遠いところにあり、落ち着きますが、リビングやダイニングのすぐ隣なので、寂しくありません。
家全体の内壁や天井が、健康建材の内装モイスを張ってあり、吸放湿性や臭いの吸着効果もあります。
↓キッチン床も天然リノリウムです。黒カッコいいです。
洗面室、トイレ、家事室もそうです。