地盤検査官 「地盤インスペクター」養成講座 |
一般社団法人 地盤安心住宅整備支援機構の主催の講座で、地盤、地盤調査、地盤補強、地盤保証などについて、事前に配布されていたテキストに基づいて、いろんな知識を得ました。
最後に試験がありました。
そして、「地盤インスペクター」の称号?肩書?を得ました。
「インスペクター」は英語で、直訳すれば、「検査官」という意味です。
地盤調査による地盤の検査、地盤調査報告書の照査、地盤対策工事の検査などを行うことができる資格なのです。
とは言っても、「地盤の世界」はとても奥が深く、ちょっとやそっとの生半可な知識では、自分の能力範囲を超えた全てを把握するのは困難です。
そこは、地盤専門家の力を借りることも必要になってきます。
昔はあまり、行われていませんでしたが、今は、住宅を建てる前に地盤調査をするのは、当たり前になりました。
地盤補強を行う工事会社が地盤調査を行うことが、世間では一般的で、地盤保証も同じ会社が行うこともあります。
しかし、私たちはそのやり方に疑問を持っています。
地盤補強会社は、利益の大きい地盤補強工事をやりたいのです。
となれば、地盤調査の結果、地盤補強が不要なのに「地盤補強が必要ですよ」とか判定しがちになりえます。
そういう会社の地盤調査費用は、たいてい地盤調査だけでは利益がでないと思うほど、格安です。
最初から、「地盤補強ありき」とも勘ぐってしまいます。
そこで、私たちは、地盤調査は、多少費用が高く(これが適正価格だと思いますが)とも、地盤調査専門会社に依頼しています。
その調査データをもとに、地盤保証会社に、地盤補強が必要かどうか、必要であればどんな補強が必要か判定を依頼します。
場合によっては、複数の地盤保証会社に判定を依頼します。
公正な判断ができる地盤ネット(株)は、その中の会社のひとつとして考えています。
そこで、地盤補強が必要と判断されれば、地盤補強会社に見積もりをとったりして、設計を進めます。