北陸・飛騨建築観光旅行 その2 |
2日目
能登半島を反時計回りに一周しました。
能登有料道路SA別所岳スカイデッキ「能登ゆめてらす」は、建築的におもしろい展望台です。
↑窓がなく暗く、天井の低いトンネル状の空間の向こうに、開放的なガラス手摺の展望デッキが広がり、開放感を高めています。アプローチは、楽しげなスロープ+階段とエレベーターの2種類あります。
中央に見えるのが能登島で、手前の岬に、泊ったWeランドキャンプ場があります。
九十九湾で遊覧船に乗り、魚の餌付け体験に子供たちは大喜びでした。
その姿から軍艦島と呼ばれる見附島は、石伝いに島に近づくことができましたが、海に携帯電話とカメラを水没させてしまうというアクシデントが発生!後日、iphoneを購入。
気を取り直して、半島先端近くの鉢ヶ崎海水浴場で泳ぎました。
海水の透明度が高く、きれいな砂浜で、海藻や貝がなく、素足で安心して遊べるとてもいいところでした。
↑能登半島先端の珠洲岬にある「スカイバード」は、下に支柱がなく、鳥になったような、スリルの味わえる展望台でした。
↑白米千枚田。もっとスケールの大きい棚田をイメージしていたので、1枚の田んぼのちっちゃさにかわいさを感じるほどでした。
海沿いの町をずっと走りましたが、能登の民家特有の、黒い下見板張壁と黒い屋根瓦が印象的でした。
つやのある釉薬瓦は、雪がのりにくく、黒色は、太陽熱で雪が融けやすいという理由だそう。
ほとんどの家が板壁です。
能登半島南側沿岸を「内浦」と言いますが、海流や季節風の影響が少ないので、比較的穏やかで、内陸部では雪がよく降り、積もりやすいという特徴があります。
「内浦」の富山湾は、まるで、湖のように波が立たず、とても静かな印象でした。
一方、能登半島北側沿岸「外浦」は、日本海の海流の影響を大きく受け、冬には強い季節風が吹き荒れ、雪が降る日が多いですが、それほど積もらないという特徴があります。↑外浦の輪島市門前町黒島地区。
内浦の民家は妻側の軒がすごく深かったですが、外浦が比較的浅いのは、強風対策なのだろう。
特に外浦の↑志賀町赤崎の風景がとてもよかった。
海からの強風を避けるため、海側や街道沿いの外壁に窓が極端に少ないです。
↑洞窟のある巌門では、美しい夕日が見られました。
↑趣深い、和倉温泉総湯で疲れをいやし、Weランドキャンプ場泊。
次回に続く。