南紀建築・観光旅行 その6 本州最南端の串本町 |
↑串本町に入りました。
国内初の海中公園に指定され、ラムサール条約湿地にも登録された串本海中公園へ。
海中観光船に乗り、サンゴ礁や色あざやかな熱帯魚を見ました。
本州でこんな場所があるなんてびっくりです。
海中展望塔では、メジナの大群などいろんな魚を見られました。
本州最南端の島、紀伊大島へ。
ループ橋で島に渡れます。
この島は外交史上、建築史上とても重要な島ですが、教科書にも載っておらず、ほとんど知られていません。
↑海金剛近くの日米修好記念館へ。
鎖国していた江戸末期、ペリー来航より62年も前に、初のアメリカ船が通商目的でやってきたのです。
そして、近くの↑トルコ記念館へ。トルコブルーのタイルがきれいです。
トルコのイスタンブールに行ったことがあります。
明治23年トルコの軍艦エルトゥールル号が座礁し、多くの人命が失われましたが、一方で島民が献身的な活動で、多くの命が助かり、日本とトルコの友好の始まりとなったのです。
その恩返しとして、イラン・イラク戦争で、イランに取り残された多くの日本人を救ってくれたのは、日本政府ではなく、トルコ航空機を飛ばしてくれたトルコ政府だったのです。
島の東端の樫野崎灯台へ。
樫野崎灯台は明治3年、イギリス人技師のもと完成した、日本最初の石造灯台です。
隣の官舎も同時に竣工した日本最初の石造灯台官舎で、2003年に国登録有形文化財に指定されています。
傷みが激しく、改修工事が行われてきましたが、昨年公開されました。
建築当時イギリスで流行していたという、木の板や漆喰壁に木目を描く手法が再現されています。
雨が強くなってきて、また旅程時間的にきつくなってきたので、予定していた本州最南端の潮岬へは行けませんでした。いつかまた、天気がいい日に行きたいと思います。
串本の街に近い、橋杭岩へ。
これは、とても、すごい。神々しい景観です。
海の中に、大きな岩が橋を受ける橋脚のように一列に並んで立っているのです。
次回に続く。