「回廊の家/岡崎」 木構造材プレカット工場見学 |
来月上棟する、「回廊の家/岡崎」の柱などの構造材を、この工場で加工するのです。
昔の家と違って、今回は、大壁造りの家なので、ほとんどの柱(東濃ヒノキ)は、壁の中となり、見えなくなりますが、部屋の中で自立する独立柱や、ポーチや外縁に立つ独立柱は、そのまま、あわらしとなります。
お茶の練習にも使う、和室の中は、一部真壁造りとし、柱が見えるため、見える部分は、節のない、「無節」にしました。
実際の柱を見て確認しました。
通常の無垢の柱は、「背割り」と言って、一面に、柱芯まで達する切り込みを入れ、将来、柱の割れなどが発生しにくくする処置をします。
しかし、独立柱は、4面から見えてしまうので、特殊な乾燥技術を使った、背割りなし材としました。
残念なことに、背割りなし材では、無節ができないので、節のある柱の中から、比較的、節が小さくて少ない柱の選択基準を決めて、指示をしました。
「渡縁」(渡り廊下のこと)は、真壁造りですが、無節とはしなかったので、上記と同様に指示をしました。