「空縁の家/豊橋」 輻射熱冷暖房パネル「エコウィン」設置 |
リビングに大きな吹抜があるのですが、鉄製の階段が設置されました。
さび止め塗料が塗ってある状態で、これから現場でベージュ色に塗装されます。
これは、階段の一部で、これから、木製の段板や側板が設置されます。
その脇に、輻射熱冷暖房パネルの「エコウィン」が設置されました。
エコファクトリーという熊本の会社が開発したもので、長さや幅は自由にオーダーできますが、今回採用したパイプは過去最長だそうです。
一昨年末にお施主様とエコウィン設置のモデルハウスを訪ねました。過去ブログ。
2階吹抜を突き抜けて、さらに伸びる、ながーいアルミパイプ(今は、白い養生クッションで巻いてありますが、黒です)が何本も立ち並んでいますが、その中を、冬は温めた不凍液が流れ、遠赤外線による輻射熱で、体の芯からじんわりと暖めます。
触っても熱くないので安心です。
夏は、冷やした不凍液が流れ、冷輻射で室内を冷やすとともに、パイプに結露させて、湿度を下げることができ、除湿機ともなります。
結露水は、パイプ群の下の受皿で集められ、自動排水されます。
除湿すると、室温が高めでも、涼しく感じます。
エアコンと違って、うるさい音や、いやな風がないので、ほこりをまき上げず、快適です。
雑音をなくしたいオーディオルームやホームシアターにも向いています。
石油ファンヒーターなどと違って、においがなく、空気が汚れません。
吹出口がないので、エコウィン本体でのフィルター掃除や交換などのメンテナンスが不要です。
床暖房は暖房しかできませんが、エコウィンは冷房もできます。
階段脇に設置したので、一部は階段の手すり代わりになっています。
熱源は、エアコンと同じ原理で動く、高効率のヒートポンプ室外機です。
ここで温められたり、冷やされたりした不凍液が、床下配管により、エウィン本体のアルミパイプとの間で循環します。