「板倉構法」の家 オープンハウス見学 |
構造が特殊で、柱と柱の間に、厚い杉板を落とし込む 「板倉構法」という木構造で建てられています。
外壁は、ガルバリウム鋼板で仕上げられていましたが、内壁は、そのまま構造体でもある杉板をあらわしにしていました。
床や、天井も全て杉板で、木がふんだんに使われています。
これと同じ工法で、福島県に震災仮設住宅が、200棟建てられました。
私が通っている、愛知建築士会主催の木造連続講座「木塾」で、以前、講師として来ていただいた、筑波大学教授の安藤邦廣さんと里山建築研究所が設計をしました。
板倉構法の仮設住宅
安藤邦廣さんが講師の回の「木塾」について、書いた過去ブログはこちら。
プレハブの味気ない、いかにもの仮設住宅が多数を占める中、内外に木をあらわした、仮設住宅とは思えない、すばらしいできばえです。
特筆すべきは、仮設住宅として、使用した後は、部材を再利用して、本設の復興住宅に転用することができることです。
木は人にやすらぎを与えます。
仮設といえども、少しでも、震災で傷ついた心を癒し、気持ちよく住んでもらいたいと思います。