「下山の光庭の家」 小上がりの畳コーナー |
車庫の出入口にオーバースライダーが設置されました。
シャッターと違って、駐車エリアの上にパネルがすりあがってくる形式で、開け閉めのスピードが格段に早いです。
手動にしましたが、非常に操作が楽で、チェーンも付いていますが、パネルをつかんで直接下ろしたほうが、より早いです。
リビングの一角に小上がりの畳コーナーを作っています。
先日オープンハウスを行なった「刈谷の懐/廻の家」や竣工済の「星崎の宝箱の家」、「ひだまりの家」、建設中の「自作自然の家」でも、小上がりの畳を採用していますが、人気ですね。
「刈谷の懐/廻の家」は書斎として、「ひだまりの家」は畳のリビングとして、小上がりの畳になっています。
「刈谷の懐/廻の家」と「星崎の宝箱の家」は、襖でリビングと仕切れるようになっていますので、来客時などの寝室にも転用できます。
気軽に、ごろんと横になったり、腰掛けたりできます。
畳表の素材として、ビニールや強化紙で作ったものが一般的になっていますが、私たちは、本物のイグサを使った畳表を採用することがほとんどです。
新しい畳のにおいが好きです。
いくら日本人の暮らしが洋風化したとはいえ、やっぱり畳があると、なぜだか落ち着くなあと思います。
畳のよさが、自然と身にしみているんでしょうね。
畳コーナーの下には、引き出しを付けて、収納空間になります。
建築面積が小さかったり、コスト的に収納をたくさん作れない家でも、大きな収納空間が生まれるので、有効です。
ただし、床が上がる分(普通は30cm)、天井の高さが低くなります。
かえってそれが、落ち着いた空間を創ります。
畳の上で立つと、確かに天井が低くて圧迫感があるかもしれませんが、それは立っている時に感じるだけであって、畳に直接座ったり、寝たりしますので、全然気になりません。
天井を低くしたくない場合は、「下山の光庭の家」や「ひだまりの家」のように、勾配天井にするなどして、天井を高くします。