愛知建築士会岡崎支部主催の講習会参加 |
テーマは木造住宅の耐震改修と木造住宅の新しい構造についてです。
前半は、耐震改修について。
各自治体で、無料の耐震診断が行われていますが、昭和56年6月以前の旧耐震基準の建物は、7割の家が倒壊する可能性ありとの判断がなされているそうです。
しかし、実際には、費用的なことなどから、なかなか耐震改修されていないのが実態です。
耐震改修の工事費の平均は、130万円で、内訳は解体20%+補強40%+復旧40%なのですが、耐震補強をしないリフォームの場合でも、解体と復旧は必要なわけですから、リフォームと同時に行えば、費用は安く抑えることが可能です。
耐震改修の手法などのお話を聞きました。
最近は、大きな解体などを伴わない、補強方法も開発されています。
後半は、木造住宅の新しい構造についてです。
一般には、金物工法などと呼ばれています。
伝統的な大工さんによる仕口や継ぎ手で木材を組み合わせていく在来伝統工法でもなく、最近主流のプレカット(工場で木材を加工)でもなく、構造用の集成材を柱や梁や土台に使い、大型の金物で固定していく工法です。
高い精度と耐震性、工期の早さが特徴です。