建築士会講習会 「おもしろい使い方のできる半透明素材」 |
フクビ化学工業(株)の方から、不透明建材「ハーフクリア」の説明をしていただきました。
この会社の社名の元になっている「フク」とは福井県のことです。
主に、様々な樹脂製の建材を作っている会社で、私もよく採用します。
内装材の塩ビ製の廻り縁(壁と天井のコーナーに使う)のことを、現場などでは「フクビ」と呼んでいるほど、メジャーな会社です。
システムキッチンのカウンター材としてよく使われる大理石調や御影石調の人造大理石も作っていて、この会社では「ケンジュール」という商品名で呼ばれています。
今回紹介いただいたのは、ガラスの洗面カウンターなどの代わりに使うことができる半透明なアクリル樹脂「ハーフクリア」です。
ソリッド(無垢材)でどこを切っても同じ表情が現れます。
数年前から、TOTOなどの水廻りメーカーから、半透明素材を使った洗面カウンターなどが商品化されていたので、知っていましたが、使ったことはありませんでした。
ガラスに比べて加工が簡単で、出隅をアールを付けて曲げたり、材同士を継ぎ目が目立たないように接着することが可能です。
他にも割れない、傷補修が簡単、軽いなどの特徴があります。
裏面に塗装をすることにより、いろんな色にできますし、型紙を使えば、その部分だけ色のないデザインパネルやカウンターとして、使え、照明を仕込んだりするとおもしろい使い方ができます。
こちらは、サンプルとしてもらった、葉っぱの形をした「ハーフクリア」です。