意味のない坪単価の比較 |
比較する土台がまず、ばらばらです。
工務店やハウスメーカーがいう坪単価の中身や範囲を、しっかり把握しないと意味のない比較になりますが、それが難しいのです。
私達のホームページのNoteに坪単価の中身について書いています。
私達の提示する坪単価には、照明器具を含んでいます。ほとんど後から付ける器具がないからです。
また、造作家具も含んでいます。造作家具の有無は坪単価に大きな影響を与えます。
仮に、造作家具の合計が60万円で、延床面積が30坪の家なら、坪単価は2万円上がるのです。
昨日のブログでも書きましたが、私達の設計には「標準仕様」というものはなく、設計しながら、お客様のご要望を伺って、何を重視するか、何は普通でもいいか、何はなんでもいいなどメリハリを付けた設計をしていくので、それらが決まっていない状態の概算時に出す坪単価は、あまり意味のないものです。
上げようとも、下げようとも、それはこれから設計していく内容次第でどうにでも変わります。
ある意味、目標みたいなものです。
この目標の金額が高いのであれば、低い目標に変えればいいのです。
かといって、概算を示さずには計画はできません。
それは、建物以外にかかるいろんなものの予算配分をしなければならないからです。