愛知万博の建築 その1 |
私は、万博が大好きでした。5回行きました。昼に3回、夕方から2回です。
それでも、全然、全てを廻ることはできませんでした。
そのうちの1回は、閉幕間近の9月で、1日に20万人以上の来場者があった頃です。
前夜から、会場前ゲートに陣取り、徹夜して待ったほどです。(それも一人で・・・)
そうしないと、人気のパビリオンには入れませんでした。
大阪万博の1日の最高入場者数は83万人だそうです。(最低でも16万人)
信じられません・・・。
大阪万博が1970年ですから、愛知万博まで35年経っています。
この先、同じように日本では、35年後までは、万博が開かれることはないと考えると、自分が生きていないかもしれないので、なるべくたくさん万博を味わいたいと思ったのです。
しかし、改めて、ネットでダイナミックな大阪万博の建築の写真を見た後では、愛知万博の建築はつまらなく見えてしまいますね。特に、外国のパビリオンが。
というのは、万博では「3R」といって、リユーユ(再利用)、リデュース(減らす)、リサイクル(再資源化)が建築のテーマであり、解体して再利用しやすいよう「大きな箱」を作り、そこに飾り付けを行って、各国のパビリオンとしていたので、看板建築のようなハリボテ的で薄っぺらい印象になってしまっているのです。
次回に続く。