段差解消機 |
わざわざ、豊橋から来ていただいてありがたいです。
以前は岡崎に長く住んでいたこともあったとのことで、今でもお仕事で岡崎にいらっしゃるそうです。
今は豊橋にお住まいで、今住んでいる家を建替えたいとのことです。
道路と敷地に2mものレベル差があり、解体も通常よりはコストがかかりそうです。
高齢のお母様と同居されるというので、このレベル差をどうするかが、設計の課題となりそうです。
今は健康でいらっしゃいますが、足腰が弱くなってきていらっしゃるとのことで、バリアフリーへの配慮が必要です。
一般的には階段ではなく、スロープによるアプローチがいいのですが、2mのレベル差となると、とてつもなく長いスロープが必要になってしまいます。
官庁などの建物の場合、福祉基準では、車椅子の利用を想定して、屋外ですと1/15以下の勾配を推奨しています。15m行って1m上がる勾配です。
住宅では、非現実的です。
後ろから車椅子を押してもらう、介助者を前提にもう少しきつい勾配にすることも考えられますが、それでも2mものレベル差を上るのは介助者も大変です。
そこで段差解消機という屋外設置型のリフトのような装置がありますので、ご紹介します。
参考メーカー:広洋産業
安全で、省スペースです。
計画の自由度も大きくなります。