木造構造の講習会 |
午前中は豊田市産業文化センター(プラネタリウムのあるところ)で、ソフトウェア会社主催の木造構造の講習会に出席しました。
現在、一級建築士であれば、木造住宅の確認申請には、構造図面を添付しなくてもいいのですが、その特例が近い将来、廃止されます。当初は今年の12月と言われていました。
設計事務所の設計であれば、構造図面を書くのですが、工務店などでは、書かずにプレカット屋と呼ばれている木材加工会社に書いてもらうことが一般的です。
今後は、工務店などでも設計に今までより時間がかかるようになるでしょう。
午後一に東郷町の自然素材をふんだんに使った家づくりをしている工務店のモデルハウスを見学しました。
構造は国産杉で、真壁造りといって、柱や梁を見せています。
床は檜、壁は漆喰(もう一棟は珪藻土)、腰壁と天井は杉板です。
造作家具も無垢の杉板です。
家の全てに合板、集成材を使っていないそうです。
これが、昔の民家は当たり前のことでしたが、逆に現代の家づくりでは、合板、集成材を使わない家づくりのほうが、当たり前のこととなってしまっています。
化学物質の匂いは全然せず、木の香りがあふれていました。
その後、名古屋の後輩のT君の設計事務所へ。
いろんな情報交換をしました。
最後に栄のコイズミ照明というメーカーのショールームで、照明の講習会に出席しました。
そこで、ダウンライトを使った照明テクニックについて、いろいろと学びました。
実験ラボでは、いろんな照明器具や壁からの距離によって、どのように印象が変わるかをシュミレーションして、見せてもらいました。
ただ部屋に均等配置するよりも、壁際に2つ近い距離で並べるほうが、明るいし、陰影のある魅力的な空間になります。
進化して明るくなったLEDを使ったダウンライトも点灯したところを見せてもらいました。
長寿命で、環境にやさしいと注目の照明器具です。ただ価格が高い。
大変、有意義な一日でした。