岩手・青森で最大震度6強の地震 |
かなりのゆれだったはずで、大きな被害が予想されました。
一夜明け、被害状況をTVで見ました。
けが人は百人を超えたものの、今のところ家屋倒壊等による死者は出ていないとのことで、意外に被害が小さく、ほっとしています。
余震の心配も前回の岩手・宮城内陸地震よりは少ないそうです。
前回は発生深度が浅く、狭い範囲で大きな被害をもたらしたのに対し、今回の地震は発生深度が深く、広範囲に影響を出し、エネルギーが拡散されたようです。
また、前回が逆断層型地震に対し、今回は太平洋プレート内の断裂によるものということで、互いの距離が近いものの、地震の性質は大きく異なっています。
家屋内のタンスやTV等が倒れてけがをした人が相当数に上がっています。
以前にもご紹介しましたが、家具を建物に固定したり、簡単に地震の力を逃がして、倒れにくくする耐震粘着マット等がネット販売やホームセンター等で売られています。
まずは、身近に対策できるところから始めましょう。
今回のように、就寝中に倒れてきたら、下敷きになってしまいます。
建物の耐震性を高めても、完全には家具等の転倒は避けられません。
耐震工法の場合は、置き家具を少なくして、造作家具やクローゼットや物入、納戸を利用するのがいいと思います。
私達は造作家具の場合、特に吊戸棚には耐震ラッチというものをいつも付けています。
地震を感知して、扉をロックし、中の物が飛び出さないようにする装置です。
また、造作家具の扉を引戸にすると、中の物が飛び出しにくくなります。
特にキッチン廻りは陶器やガラスコップなど割れると危険なものが多いため、対策が必要です。
制振・免震工法は家具等の転倒による被害を少なくすることができます。