岩手・宮城内陸地震その2 応急危険度判定士 |
しかし、今なお、余震の心配から避難所暮らしをしている方が大勢います。
ところで私は応急危険度判定士という資格をもっています。
応急危険度判定とは、地震後の余震等による二次災害を未然に防止するため、被災した建築物の被害の状況を調査し、その建築物が使用できるか否かの判定・表示を応急的に行うことです。
調査結果は、「危険」(赤紙)、「要注意」(黄紙)、「調査済」(緑紙)の三種類の判定ステッカー(色紙)のいずれかにより、見やすい場所に表示します。
自治体職員がこの判定業務を行うのですが、それだけでは、人手が足りない場合、要請があれば、私達、建築士がボランティアとして、参加するのです。
登録して、数年たちますが、まだ、愛知県や近県では大きな地震がなく、現地での判定はまだしたことがありません。
呼ばれるような地震が起こらないことを望みますが、そうは言っておられません。
私達の設計においては地震後の余震に耐えられる家づくりを必ずしています。