事務所名の由来その7 |
「空間」の代わりに「空感」という言葉を使った理由は他にもあります。
時・間
「間(ま・あいだ)」には「時間」という意味もあります。「間もなく」とか「しばらくの間」と使いますね。
私達は価値ある「時間」、心地いい「時間」、かけがえのない「時間」といった、いい「間」を創りたいと思います。
また、Concept/9にあるように、年月が経ってもあきがこず、経年変化により、味わいを増す素材を使い、愛着が増すように。時間の変化に耐えられるように、柔軟性をもった家の造りを。
人・間
「人間」という言葉にも「間」が使われています。
「間柄(あいだがら)」というように、人と人の間の関係を示します。
親子間、夫婦間、兄弟間は互いの気配を感じられる配慮をすることによって、そして家を訪れる友人間、親戚間などは、気兼ねなく訪ねられ、また訪ねたくなる配慮をすることによって、人と人とのいい「間」を創るお手伝いをしたいと思います。
空間・時間・人間という言葉に使われた「間」という概念をいかに形にするかをいつも考えています。
Concept/1にあるように、光や風が通り、引き戸を多用した、内外に開放的な空間は、互いに心を通じ合わせ、家族の成長変化に合わせて、柔軟に対応できるおおらかさを持ちます。
いったんここで、事務所名を変えた理由の説明は終わりにします。
他にも「感」という言葉に込めた思いはありますが、また、今後、ブログで伝えていきたいと思います。