愛知県内の古建築や近代建築物等の国登録有形文化財の特別公開 豊田市見学 その2 「豊田市近代の産業とくらし発見館(旧・愛知県蚕業取締所第九支所)」 |
鉄筋コンクリート造に石張りの門。
建物の外構には、鬼瓦(前回ブログで書いたように豊田市には瓦産地がありました)やガラ紡機工場の水車を再利用したオブジェ作品が展示されています。
ガラ紡機とは、ガラガラと音を立てて、綿から糸を紡ぎだす機械のことです。かつて特に西三河全域でさかんな産業で、豊田市では松平に最多の工場がありました。
内部の廊下の天井は白い板張り。
当時の写真。コの字型の平面をしています。
展示室の天井にある鉄骨やブレースは最近、耐震補強で入れたものです。
ガラ紡機を動かす水車。
ガラ紡機。
展示は、かつて栄えた養蚕業、製瓦業、猿投窯やころも焼の陶器産業、磨砂採掘、県下最大のバス会社だった尾三バス、枝下用水や挙母町や挙母市時代の町の様子など、見応えがあり、知らないことがたくさんあって発見の連続でした。
現在、トヨタ元町工場のある場所は民間人の開発した飛行場でした。
前回ブログで書いた、喜楽亭や豊田産業文化センターのあった場所には、大きな製糸工場がありました。