「通る家/岡崎」 内観竣工写真 その7 |
2階吹抜縁から、小屋裏階の空縁を見たところ。空縁の障子と隣接する室2のロフトがつながっていて、光と風が通ります。
ここだけ、天井が高くなっていますが、外観上もここだけ、屋根の角度が急になっています。
この部分の屋根に、太陽熱温水パネルが乗っていますが、冬に低くなる太陽高度に合わせているのです。
吹抜上部に浮かぶ階段で、空縁や小屋裏エアコン部屋である、小屋裏収納に行けます。
小屋裏収納には、壁掛けエアコンが設置してあります。
フィルター掃除等でたまにメンテナンスしていただきます。
吹抜上部の黒いシーリングファンによって、冬は、軽くなって上がってきた、暖かい空気を下向きの気流で下ろします。
夏は、逆回転させ、上昇気流をつくり出し、空縁の高窓や天窓から、天井にこもりがちな熱を排気します。
冬と同じ向きとしで、扇風機として使うこともできます。
小屋裏エアコン部屋である、小屋裏収納の戸や通風戸を全開して、冷気がより、LDKにおりるようになります。
吹抜に面する両脇の障子を開けると、空縁の窓の開閉操作ができます。
吹抜見下ろし。ダイニングの壁付のシステムキッチンの背後には、まわりをぐるりと廻れる、造作アイランドキッチンがあります。
シンクがついており、みんなで料理をつくったり、旧宅の暖炉の白大理石を再利用したカウンターで、パンをこねたり、食事をすることもできます。
梁があるので、将来、必要になった時には、床を張って、部屋を創ることもできます。
最上階の空縁から吹抜を見下ろしたところ。
空縁の北面には通風採光排熱窓があります。
吹抜上部には開閉できる天窓(トップライト)もあります。
透明ガラス(木製高断熱Low-Eペアガラス)なので、空や星空が見えます。
くるっと反転して、窓外の掃除ができます。
南屋根に付けたので、遮熱対策で、内側に可動遮熱スクリーンが付いています。
竣工写真は以上です。