「自作自然の家/岡崎」 床下冷暖房CCFスタイルを体感 |
「自作自然の家/岡崎」も、床下冷暖房CCFスタイルを採用しています。
↑南の窓際の床温度は、24.9℃と暖かいです。奥に見えるのは吹出しグリルです。
床全体を暖めていますが、吹出しグリルからも温風が吹出しています。
ごくわずかなので、手をかざさないと分かりません。
この日は天気がよく、日が当たっていたので、日の当たらないリビングの奥のほうは、20.1℃でした。
床は厚さが21mmもある無垢のフランス産ボルドーパインという松の一種です。
↑壁(モイス内装用)は19.3℃。
↑天井(無垢の杉板)は20.9℃。
だいたい、家じゅう20度くらいです。
普通の家は、温度差がかなりありますし、低いです。
普通の壁掛けエアコンでは、室温自体は高めることができても、床、壁、天井の温度が低いままなので、冷輻射があり、体感温度が下がります。
逆に、床、壁、天井の温度が高いと、室温は高くなくても、体感温度が上り、快適にすごせます。
この日は、参加人数が多いということもあったせいか、顔がちょっとほてるような感じになるくらい、暖かく感じました。他の大工さんも同じことを言ってました。
普段から、16℃設定で使っているそうです。
朝の2時間と夜帰宅後から就寝まで、床下エアコンを動かしていているだけだそうですが、他の時間帯も、エアコンなしでも、暖かいそうです。
天気がいいと、窓からの日射取得で室温が上がりますし。
お施主様であり、この家を自分で作った大工さんである、光ヶ丘中嶋建築の中嶋さんも、普段の体感をブログに書いています。ちなみに中嶋さんの新年会のブログ記事。
この性能を出すには、高気密高断熱高遮熱であることが絶対条件です。
基礎断熱として、大豆由来の発泡ウレタン、壁と屋根に、新聞紙粉砕セルローズファイバー断熱材を吹き込んであります。
外壁下地には遮熱透湿防水シート、屋根にはアルミ遮熱シートを設置し、遮熱塗装ガルバリウム鋼板で葺いています。いずれも、通気層によって、排熱、除湿をします。
昨年の夏には、床下冷房の体験会を開催しました。その時のブログ。