「回廊の家/岡崎」 和紙張り |
LDKなどは中霧島壁という自然素材塗り壁仕上げですが、それ以外の部屋の内装クロス張りが始まりました。
健康で体にやさしく、やすらぎを与える自然素材の家にしたいので、ビニールクロスは採用していません。
1階の壁や天井は撥水和紙張りとしています。
和紙は、自然素材ですので、吸放湿性がありますし、いやな化学物質臭はありません。
ビニールクロスのように静電気を帯びないので、ほこりが吸いつくことがありません。
ビニールクロスは通気性はありません。
↑中庭を囲み、南棟とつながる、「渡縁(わたりえん)」と呼んでいる渡り廊下。
内装のほとんどは、大壁(おおかべ)造りといって、柱や梁を見せたデザインにしていませんが、2つある、「渡縁」のみは、真壁(しんかべ)造りといって、柱を見せるデザインにしました。
幅が狭い空間なので、少しでも幅を広くするための工夫です。
天井はかなり低いです。
中央棟と南棟をつなぐため、なるべく、「渡縁」の屋根の高さを低く抑える必要があったからです。
そこで、中庭1側は、大きな窓とし、反対の中庭2側は、地窓とし、圧迫感を感じさせないようにしています。
地窓の上には将来、手摺を設置できます。
↑トイレの壁も撥水和紙です。
手洗器周辺は、どんなに手を洗う時に、気を使っても、壁に水がはねてしまいます。
普通の和紙では、水がしみこんでしまいます。
越前和紙のメーカーである丸和の玉紙をよく、採用します。
↑バルコニー手摺に目隠しともなる縦格子を設置し始めました。