「回廊の家/岡崎」 世帯間の防音対策 |
この家は、二世帯住宅で、1階の親世帯の上に、2階に子世帯が乗ります。
なので、お互いが気兼ねなく暮らすためには、1階天井や2階床での世帯間の防音対策が重要になります。
↑1階天井内には、吸音性に優れた、新聞粉砕断熱材のセルロースファイバーを吹込みました。
シートのような不織布が見えていますが、その上に充填されています。
外壁断熱材もセルロースファイバーです。
各階トイレの間仕切内にもセルロースファイバーを充填します。
屋根断熱材は、防音効果の高い、ベニ花油をベースとした自然素材系現場発泡ウレタンの吹付が完了しています。
外壁や屋根を伝わって、下階へ音が伝わりにくくなっています。
↑この防振吊具で天井下地材を吊り、2階床からの振動を、1階天井に伝えにくくします。
↑2階剛床の上には、遮音シートを敷きます。
この上には、床下冷暖房用の空気層を確保して、2重床を組みます。
↑2階の水廻りからの排水管は、防音材一体型にしています。