「空縁の家/豊橋」 珪藻土の上塗り |
壁の珪藻土(けいそうど)の上塗りをしています。
今や自然素材ブーム、珪藻土ブームなので、世の中には、珪藻土のメーカーや商品がたくさんあります。
珪藻土というのは、太古の昔に、植物プランクトンが堆積して化石化してできたもので、優れた吸放湿性などがあり、人気となっています。
しかし、珪藻土を固めるには、バインダーと呼ばれる「つなぎ」材が必要なのですが、それを多くのメーカーでは、樹脂を使っています。
そのため、せっかくの珪藻土の多孔質の穴をふさいでしまうことになり、吸放湿性が落ちてしまいます。
ほとんどが樹脂で、珪藻土がわずかしか入っていなくても、「珪藻土」とうたっているメーカーもあります。
ですから、「珪藻土」なら、なんでもいいというわけではありません。
今回採用したのは、北海道の日本システム機器というメーカーの「北のやすらぎ」です。
日本には、珪藻土の産地がいくつかありますが、中でも、稚内産は、他の産地と比べ物にならないくらいの、優れた吸放湿性を持っており、それを使った商品であり、かつ、バインダーに樹脂を使わず、100%自然素材でできています。