遮熱シートのリフレクティックス |
数年前の建築総合展(過去ブログ)で見て以来、リフレクティックスの講演会にも行ったことがあり、知っていました。
愛知建築士会岡崎支部主催の講演会に、講師として、総輸入元の(株)佐竹の佐藤武四社長をお呼びしたのです。
社名は社長の苗字と名前から一字ずつ。
遮熱シートというのは、梱包材のプチプチみたいなものに両面アルミ箔になっているシートのことで、よく採用しますが、今まで使っていたのは、他のメーカーです。
似た商品がたくさんあります。
アメリカからの輸入品が多いです。
遮熱材に関しては、日本は世界的にみて遅れています。
省エネというと断熱や気密ばかりが、注目されますが、遮熱も重要だと考えています。
遮熱とは、文字通り、熱を遮ることです。
住宅に入る熱の多くは輻射熱(冬の冷輻射熱、夏の暖輻射熱)です。他は伝導熱、対流熱。
その輻射熱を97%遮ることができるそうです。
また、暖房で暖まった熱を逃がさず、夏の冷房で冷えた熱を逃がさないのです。
私は、遮熱シートを熱容量(蓄熱性)の高い断熱材と併用するのが、一番いいんじゃないかと思います。
遮熱以外にも防湿などの機能がありますが、電磁波カットの機能もあります。
熱線は電磁波なのです。
その実験を見せてくれました。
リフレクティックスを張った箱の中に、私の携帯電話を入れます。
外から電話をかけても、呼び出し音が鳴りませんでした。
もちろん、住宅では、窓ガラスがあるから、携帯電話は使えます。
建設中の「空縁の家/豊橋」は電磁波をカットするオールアース住宅です。
過去ブログ。
そこでは、緑色のアースシートを使っていますが、リフレクティックスで代用できるんじゃないかと思いました。