関東建築旅行 その2 群馬県高崎市エアムーブ住宅・美術館・現代建築見学 |
旅行1日目。東京に着いて、群馬県高崎市へ。
①エアムーブ住宅(司建設)のモデルハウスへ。
司コーポレーションが開発したエアムーブ工法でつくられています。
基礎断熱タイト・モールド、外張り断熱タイト・ウォール、外壁二重通気層、屋根断熱タイト・シーリング、棟換気カバー「針葉樹」などにより、地熱利用も可能な、夏涼しく、冬暖かい住宅です。
「元氣の家/豊川」では、基礎断熱とし、司コーポレーションの基礎換気口「風樹」を採用します。
実物を見たかったのです。
フランチャイズではなく、部材売りしてくれるので、設計事務所が採用しやすいです。
②せっかく高崎に来たので、山田かまち水彩デッサン美術館へ。
高校2年でこの世を去った、天才的な画家・詩人である山田かまち君の作品展を以前、東京で見たことがあり、ぜひ行きたいと思っていたからです。
伝説のロックバンドBoφwyの氷室京介と同級生であり、一緒にバンドを組んでいた仲間でした。
「1日24時間では足りない!」という言葉の勢いさながら、情熱的に生きていました。
「毎日悔いのない日々をおくっているか」という言葉が、自分に問いかけているようでした。
③日本の近現代建築に大きな影響を与えた、故アントニン・レーモンドが設計した、群馬音楽ホールへ。
日本でのコンクリート打放しの初期の建築で、側面に廻ると、コンクリートの分厚い板を、アコーディオンのように折りたたんだ折板構造がよく分かります。
残念ながら、ロビーまでしか入れませんでした。
④高崎市美術館へ。
併設されているレーモンド自邸の写しである、旧井上房一郎邸(高崎哲学堂)が大変すばらしかった。
平屋の簡素な造りですが、建物高さを抑えたスケール感、すばらしい庭を内にとりこむかのような大きな軒、透明な屋根のかかった内外のあいまいな大きなパティオ、勾配天井のリビング、ハイサイドライト(高窓)から落ちてくる障子越しの光、木構造体が合理的でかつ美しく、無駄を排除したデザイン。
次回に続く。