地盤について |
傾斜地に立つ、家を設計し、施工中とのことで、地盤についての話題になりました。
地盤調査の方法、地盤保証、構造、擁壁、地質などについて、お互いの持っている情報を交換しあい、有意義でした。
私たちの事務所では、地盤保証機関や地盤保証会社に、地盤調査データを送って、保証を付ける条件の確認を行っています。
地盤が弱ければ、「地盤補強を行ってください。」などの解析結果が送られてきます。
地盤保証は、万一、地盤が原因で、家が傾いた時に、直す費用を支払ってもらえるという保険です。
法的に、必ず入らなければならないというものではありませんが、安心のために、また掛け金は安いので、今まで、全てのお施主様が地盤保証に入っています。
しかし、地震が起きた場合は、免責になっていますので、特に、液状化しそうな地盤では、液状化対策を考慮した、地盤補強をしなければならないと、考えています。
東日本大震災で、千葉県浦安市などが、建物が傾くほどの液状化の被害が大きいですが、補修費に数百万円もかかるそうです。
住宅ローンをかかえているのに、さらにそんな費用を負担しなければ、住めないのでは困りますね。
設計中の「(仮称)岡崎の住宅」で最近、地盤調査を行いましたが、敷地が矢作川に近いので、液状化が心配されたため、地盤調査にプラスして、液状化判定というものもやってもらいました。
ボーリング調査で得られたサンプル土質を試験するのです。