衝撃の東日本大震災 その2 |
日本海側を北上した後、太平洋側のリアス式海岸を見てみたいと、青森県八戸から、海岸沿いの国道を南下しました。
国道と海岸は離れているので、国道からは海が見えません。
ところどころで、国道から離れ、海の見える海岸まで近寄りました。
断崖絶壁の岩手県田畑村の北山崎は、大迫力の光景で、波が激しくぶつかっていたのをよくおぼえています。
途中で宿泊しながら、釜石、大船渡、気仙沼、石巻、松島、仙台と、観光や建築見学をしながら南下しました。
最も震源地に近い宮城県名取市には、別の仙台建築旅行の時に、建築見学に寄ったことがあります。
これらの旅先で訪れた地が、壊滅的な津波の被害を受けた映像は、ショッキングでした。
津波に対しては、木造の家はあまりにも無防備で無抵抗の存在です。
残ったのは、鉄筋コンクリート造の大きな建物だけですが、それすらも、想定を超える高さの津波にのまれてしまいました。
巨大なダムのような防津波提を造るしか対策はないのでしょうか。
TVでは、リアス式海岸という、入り江が湾の奥深くまで入った特有の地形が、津波をさらに高く、さらに奥地まで襲ったと報道されていました。
東海地方でも三重県志摩地方はリアス式海岸なので、同様な被害が起こりえます。
また、名取市などのように遠浅の海岸は、津波が岸に近づくにつれ、どんどん高くなって、大きな津波に襲われています。
今後、全国で津波対策が、早急になされることを願います。