古民家の実例 「新美南吉の養家」 その1 |
「田の字」間取りの古民家を、訪れた時の写真をお見せします。
竣工している、知多郡阿久比町の「暮らせる蔵」の南隣は半田市です。
半田は、童話「ごんぎつね」の作者である、新美南吉のふるさとであり、新美南吉記念館もあります。
(見学した時の過去ブログ)
さらに、南吉の養子先の家も残されており、見学したことがあります。
建物内部の東側エリアには、大きな土間があります。
土間は、玄関でもあり、農作業場でもあり、台所でもありました。
土間の上は、天井を張らないのが普通で、屋根の小屋組が見えます。
天井を張ったとしても、このように、葦(よし)をすきまを空けて並べています。
かまどで火を炊くので、煙を屋根の一部から抜く必要があったからです。
黒くて太い、曲り梁(自然に曲がった梁をそのまま使っています)が力強く、印象的です。
次回に続く。