「(仮称)刈谷の家」のスタディー模型 |
スタディー模型を持っていきました。
スタディー模型とは、完成形の模型ではなく、空間や形態などを立体的に把握・検証・検討するために製作する、途中段階の模型です。
前回打合せで、おおまかに、2つの案にしぼられてきました。
吹抜を公園側の東に配置する案↑と階段と一体となる西に配置する案↓です。
図面だけでは、お施主様にとっては、吹抜空間を把握しづらいので、中をのぞきこめる50分の1の模型を作りました。
2案の1階はほぼ同じなので、2階だけ2案作って、取り外して交換できるようにしました。
各案について、各々長所、短所があるので、吹抜の梁の見せ方、空調ロスの問題、開放感、光の入れ方、通風、外観、コストなどいろんな観点から話し合いました。
ご自身で、事前に各案の長所、短所を書いてくださっていたので、スムーズでした。
「古民家スタイルにしたい」という強い思いがあり、何を重視し、何を省くか明確でしたので、西吹抜案に決まりました。
外壁や床など色紙を張ったりして表現していない「白模型」なので、、外観やインテリアデザインまでは把握しずらいですが(外観CADパースは一緒にお見せしました)、今後、立体的に把握できるよう、さらに大きな模型を作ったりして検討していきます。