いがまんじゅう |
我が家は、男の子2人なので、無縁ですが、毎年恒例のひな祭りのお菓子「いがまんじゅう」を食べました。
普通のこしあんのまんじゅうの上に、もち米がそのままの形で張り付いている、変わったまんじゅうです。
どうも、三河だけの風習のようです。
私(年勝)は、岐阜県土岐市の出身なので、岡崎に来るまで知りませんでした。
どうして「いが」と名前が付くのか知らなかったので、調べてみました。
市内のうちの近くに伊賀町という名前の町があります。関係あるかな?
以下、岡崎の有名な老舗和菓子屋さん「備前屋」のホームページから抜粋。
備前屋は「あわ雪」が有名です。
昔よくTVかラジオでコマーシャルしてましたよね。「びぜんやーのあわゆきー」
5月になると、節句祝いの「ちまき」をよく買いに行きます。
三河地方に古くより伝わるお菓子です。
お米を臼でついて漉し餡を包み、薄紅、黄色、緑の三色に染めた餅米を上面に散らしました。写真奥の草餅に白米を配した物には粒あんを包んでございます。
「いが饅頭」の名は家康の伊賀越えにちなんで名づけられたとも、米の粒を栗のイガにみたてたとも言われておりますが、全国各地に、さまざまな「いが饅頭」と同類の菓子が点在する所から、なにか他の理由があるのかもしれません。
昔から三河ではひな祭りが近づくと「いが饅頭」を各家庭で作りはじめ、それが春の訪れを感じさせましたが、現在では菓子屋で求めるのが一般的です。