常滑やきもの散歩道 |
INAX関連施設の見学が終わり、解散となりました。
一緒に行ったT君と、しばし、常滑駅近くの観光見学コース「やきもの散歩道」を廻ることに。
夏頃に常滑に用事があって行った時に、ちょっとだけ廻りましたが、とてもよかったので、もっと廻ってみたいと思ったのです。
まるで丘にはりめぐらせた細い迷路のような路地に、古い窯や煙突が点在し、「昭和」にタイムスリップしたような路地空間がそのまま残っています。
それがとても、味わい深いのです。
今では体験工房やギャラリーや喫茶店として再利用されている建物も数多くありました。
↑驚くことに、建物の基礎に、常滑焼の電らん管などが埋め込まれています。
そこらじゅうの建物がみんなそうでした。
坂道には滑り止めに、常滑焼の土管を輪切りにして埋め込んであったり、がけの土留に土管や壷が利用されていて、昔から自然と、エコな地産地消や再利用をおこなってきたのです。
↑登り窯の10本煙突
↑登り窯
私の出身は陶磁器の美濃焼きの産地である岐阜県土岐市ですので、少年時代に似たような原風景を体験しており、ノスタルジーを感じました。
しかし、地元にはこのような形で、古い町並みやレンガの煙突などが残っておらず、まして、観光コース化されていないので、うらやましい気持ちも持ちました。