防災の日 |
TVでは、自民党の全閣僚が防災服に身を包んでいるところを見ましたが、政権交代により、数週間後には、ここにいる全ての閣僚がいなくなり、入れ替わっていると思うと、歴史的な選挙だったとつくづく感じます。
防災の日ということで、NHK総合で、「備えは万全か?首都直下型地震・防災計画機能するか?」という番組が放送されたので、見ました。
始めに、宍戸開さん演じる管理職が、超高層ビルで仕事中に、大地震に遭遇するドラマから始まりました。
免震や制振でない、超高層ビルは耐震性を確保するために、しなやかな構造体になっており、上部へ行くほど、ものすごい揺れになります。
ドラマでそれが再現されるとともに、振動台に乗せた実物大のオフィス内でどのようなことが起きるかという実験映像も流されましたが、すさまじいものでした。
上から重い、書類棚などが倒れ、70kgものコピー機がものすごいスピードでぶつかってきます。
ドラマでは、パソコンなどのデータが破壊され、人的被害工場も大打撃を受けて、海外の取引先から、取引停止されてしまいました。
この番組では、耐震などの建物についての備えるのはもちろんなので、あまりふれず、地震後の対応がいかに重要で、企業継続計画を事前に策定してマニュアル化していないと、いざというときに、大変なことになると説明していました。
ドママの続きでは、なんとか家に帰った主人公家族が、避難所へ行くと、人であふれかえり、「ここには入れない」と言われ、とほうにくれてしまいます。
自治体の避難所対応として、江戸川区が取り上げられていました。
大地震が起こると交通機関がマヒして、大勢の帰宅困難者が生まれ、その人達(千葉方面へ帰る人)が大勢避難所に押し寄せ、ただでさえ、許容オーバーしている避難所がパンクしてしまいます。
これはかなり解決の難しい問題です。
根本的には東京一極集中を改めるようにするのがいいのは分かっていますが、すぐに解決はできません。
番組では、避難所に頼らないで済むよう、自分達の食料や水を備蓄しようという団地が取り上げられていました。
これは東京だけのことに限りません。
一人一人の防災意識向上が必要です。