ファーストフードが変えた街並み |
建築がらみの話を書きたいと思います。
この本では、多くのファーストフード店が、ロードサイド(幹線道路沿い)に集中することによって、どの街も同じ風景になってしまったと嘆いていましたが、日本でもそうなってしまいました。
今ではいろんな業種のチェーン店舗がロードサイドに建っていますが、きっかけは、ファーストフード店だったのです。
ファーストフード店は基本的に、どこでも、同じサービス、同じ味、同じ看板、同じ店構えです。
世界中に展開しているので、国によって味付けが違うことはありますが、店の外観は世界中同じです。
昔から、日本では各地の気候・風土に合わせて家や建物が造られてきました。
それが、今では、ロードサイドを車で走っていると、全国、全く同じような街並みとなってしまい、自分が今、どこにいるのかも分からなくなってしまいそうです。
また、ファーストフード店舗は目立つことが重要であることから、黄色やオレンジなどの原色が使われ、他店も負けじと、ロードサイドは、けばけばしい店舗が建ち並ぶこととなり、従来の街との調和も図れなくなっています。
街並みに調和した店舗なんて、ファーストフード店に求めることはできないのでしょうか。
八丁交差点近くの国道248号線のローソンは、岡崎城が近いことからか、この店舗だけ、店舗看板が深い青い色(藍色っぽい)に変えてあり、好感がもてます。